(1) | 前準備:真水によるブクブクうがいと吐き出しの練習を行い,30秒〜1分間のうがいができるようになったら,フッ化物溶液に切り替えます。 |
(2) | フッ化物洗口の手順 (1)1回分の洗口液を小コップに注ぎます。市販のフッ化物洗口剤には,指定の溶解ビンに目盛り付の小コップがついています。 (2)洗口液を口に含み1分間,全歯面に洗口液が行き渡るようにブクブクうがいを行います。 (3)1分が経過したら,小コップの中に,あるいは直接洗面台の流しに洗口液を吐き出します。 (4)歯面にはフッ化物イオンが作用しているので,洗口後30分間は飲食,うがいを避ける。 洗口後30分間飲食やうがいを控えるために ・家庭では,就寝前の歯磨き終了後が適切です。 ・保育園では午睡の前に,幼稚園や小中学校では授業の直前に実施するなど,工夫がなされています。 |
2. | 年齢,洗口液の量と洗口時間 就学前児 5〜7ml 30秒 〜1分間 小学生以上 10 ml 1分間 |
3. | 洗口回数*と洗口液のフッ化物濃度 週5回法(毎日法) 0.05%フッ化ナトリウム (フッ化物イオン濃度;225 ppm) 週1回法 0.2 %フッ化ナトリウム (フッ化物イオン濃度;900 ppm) 週2〜3回法 0.1 %フッ化ナトリウム (フッ化物イオン濃度;450 ppm) |
*: | 家庭で行う場合や幼稚園・保育園で実施する場合には毎日法が薦められます。また,小中学校では週1回法を採用しているところが多いようです。このように,集団応用の場合は,実施施設の状況に適した回数を選んで実施します。 |