【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒(大阪府)

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2001/10/11
〔概要〕平成13年10月15日に「10月11日の昼食に弁当を食べた社員30名中15名程度が下痢腹痛等の食中毒症状を呈した」旨の届出が中央保健センターを通じてあった。調査したところ、17名の発症者を確認、弁当の製造者の他の弁当配達先53施設の喫食者約400名について調査をすると、107名の発症が確認された。発症者の共通食は10月11日昼食の給食弁当以外になく、その発症状況が類似していること、10月16日に、発症者を診察した医師から食中毒の診定がなされたことから同店を原因施設とする食中毒と断定した。原因食品は推定できなかったが、下処理場の使用区分ができていなかったために汚染が拡大し、加熱調理後盛り付けまで長時間(鶏ボイルは11時間)室温で放置されていたことが原因と考えられた。
〔原因/端緒〕ウェルシュ菌(弁当製造会社の弁当)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者464名 うち発症者161名
〔症状/被害状況〕下痢 腹痛

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全