【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒(大阪府) 

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2002/3/31
〔概要〕平成14年4月1日、医師より「同日腹痛下痢等の食中毒様症状を呈した患者1名を診察した。患者は鶴見区内のサッカー大会に参加、昼食に弁当を喫食している。他にも15から20名が同様の症状を呈しているらしい。」との届出が鶴見保健センターを通じてあった。調査したところ、発症者はA中学校のサッカー部員で3月29日から鶴見区内で開催された大会に出場していた。部員14名は大会中の昼食にA飲食店の調製した弁当を喫食しており、うち11名が腹痛下痢等の食中毒症状を呈していることが判明した。統計調査の結果、シチュー・フライ3種の4食品が危険率に有意差が認められ、いずれも原因食品として疑われたが、シチューを前日に調理していたという営業者の供述からシチューが最も疑われた。
〔原因/端緒〕ウェルシュ菌(弁当製造業者が製造した弁当のシチュー)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者197名 うち発症者172名
〔症状/被害状況〕下痢 腹痛

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全