【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】学校給食牛乳の風味異常による食中毒(石川県)

〔作成者〕金沢市保健所
〔発生年月日〕2003/11/26
〔概要〕平成15年11月26日、市内の乳業メーカーが11月25日に製造した200mL紙パック牛乳を飲んだ市内及び市外の小・中学校の生徒が風味異常を訴え、嘔吐、下痢などの食中毒症状を呈した。これらの生徒に共通する食品は牛乳しかないことから牛乳を原因とする食中毒事件とした。当該牛乳は17430本製造され、保育園、小・中学校、福祉医療関係施設で8721本が飲用されたが、発症したのは小中学校の生徒288名、保育園、福祉医療関係施設での発症者はいない。なお飲用著釘から26時間以内に発症している。施設の立入検査、疫学調査、発症者の検便、牛乳・原乳の細菌・理化学検査等を実施したがあ、原因物質、発生要因を特定できなかった。また、当該施設を5日間の営業停止処分とした。
〔原因/端緒〕不明(乳業メーカーが製造した200mL紙パック牛乳)
〔患者/死者/負傷者〕飲用本数8721本 うち発症者288名
〔症状/被害状況〕風味異常 嘔吐 下痢

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全