■フッ素とフッ化物

■自然環境物質としてのフッ化物

■人体にとっての有益性

■国内外の専門団体が推奨するフッ化物応用


■長期間、多地域での応用による実績がある





アメリカにおけるフッ化物に関する年齢階級ごとの栄養摂取基準値と決定基準
Dietary Reference Intakes for Calcium, Phosphorus, Magnesium, Vitamin D, and Fluoride
Food and Nutrition Board, Institute of Medicine 1997

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Dean分類のModerate型の歯のフッ素症などの副作用を生じることなく,最大のう蝕抑制 効果を示したフッ化物応用(0.05mg/kg/day)を参考値としたAI(Adequate Intak e)で示した。至適フッ化物濃度飲料水地域に住んでいる子どもが平均的に摂取する食事 性フッ化物量が,0.02〜0.10mgであったことが基準となっている。

妊娠および授乳による付加はない。

水道水フッ化物添加を実施していない地域に住む乳児と子どもにとって実際上フッ化物 のAIを満たすことが難しかったので,アメリカ歯科医師会(ADA)とアメリカ小児科 学会(1994年)ならびにカナダ小児科学会(1996年)が承認したフッ化物補充剤の投 与スケジュール(下表)が策定された。フッ化物の過剰摂取のサインがみられだしたという現実 を踏まえて,6歳までの子どもに処方するフッ化物を約50%減らし,6か月児から投与 を開始するようにし,かつ処方すべきでない水道水フッ化物濃度の下限値を0.7mg/L から0.6mg/Lに引き下げた。







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