屋内ラドン濃度は単に環境中にラドンがあるだけで決まるわけではなく、さまざまな要因によって変化します。以下に代表的な因子を整理しました。

主な修飾因子

■ 地域
花崗岩などラジウムを多く含む土壌や岩石が多い地域では、 同じ建物でも屋内ラドン濃度が高くなる傾向があります。
■ 季節
冬は換気が減り、暖房で室内の気圧が下がることにより、 地面からのラドン侵入が促進され、濃度が上昇することがあります。
■ 建造物の種類
鉄筋コンクリート住宅は木造住宅に比べて気密性が高い場合があり、 結果として屋内ラドン濃度が高くなる傾向がみられました。
■ 建造物の年代
古い住宅では床下などの隙間からラドンが入りやすく、 建材がラドンを放出しやすいこともあり、濃度が高くなる傾向があります。 建築基準法の改正により換気性能が改善された住宅では、やや低い傾向がみられました。
■ 換気
規則的に窓の開閉を行っている住宅は換気が良く、 屋内ラドン濃度が低くなる傾向があります。逆に換気不足は濃度上昇につながります。

参考文献

  1. 国立保健医療科学院 生活環境研究部「屋内ラドンの修飾因子」, 屋内ラドン研究, 国立保健医療科学院.
  2. World Health Organization, WHO Handbook on Indoor Radon: A Public Health Perspective, WHO Press, 2009.

最終更新日:2026年2月27日