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院長挨拶

国立保健医療科学院 院長 曽根 智史
国立保健医療科学院 院長 曽根 智史

国立保健医療科学院 院長

曽根 智史Sone Tomofumi

国立保健医療科学院(以下、科学院)は、2002(平成14)年4月1日に、国立公衆衛生院 、国立医療・病院管理研究所、国立感染症研究所の口腔科学部が統合され、埼玉県和光市に設立された厚生労働省直轄の試験研究機関です。科学院は、保健医療、生活衛生、社会福祉に関係する地方公共団体等の職員の養成訓練とこれらの分野に関する調査研究を行い、わが国の公衆衛生の向上に寄与することを使命としています。
前身である旧国立公衆衛生院(1938年設立)、旧国立医療・病院管理研究所(1949年設立)は、それぞれわが国の公衆衛生や病院管理の人材育成や研究において大きな足跡を残してきました。科学院はその歴史を受け継ぎ、また時代の新たな要請にも応えるべく、養成訓練と調査研究をいわば車の両輪として、業務を推進しています。養成訓練については、長期のもの・短期研修・国際協力研修を合わせて、年間約50コース・課程を実施しており、設立から20年間の修了者数は 5万 5000人を超えています。
調査研究については、厚生労働科学研究費補助金等の外部資金を活用して、保健医療福祉行政に資する、社会実装を目指した政策研究を主体に実施しています。
その他、厚生労働科学研究成果データベース等のデータベースの管理運営、一部の厚生労働科学研究費補助金の配分(Funding Agency)事業、医薬品・医療機器の費用対効果評価事業等、保健医療福祉行政を支える事業も厚生労働本省と連携しながら実施しています。
2022年11 月に科学院中庭で設立20 周年記念植樹を行いました。植えた木は「ヒトツバタゴ」で、初夏になると葉が茂り、白い可憐な花が咲きます。花言葉は「清廉」です。
私どもはこの木の生長とともに、前を向いて一歩一歩着実に歩んでいきたいと考えています。引き続き皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

国立保健医療科学院 院長

曽根 智史Sone Tomofumi